キテレツ大百科 131話~140話 レビューまとめ
ちいたむです。
おかげさまでたくさんの方にアクセスいただいており
大変うれしい限りです。
自分も久しぶりにキテレツを見て、
改めてキテレツの面白さを再確認しております。
今回の10タイトルは良回揃いですよ~。
※注意
このレビューは腐女子の偏見がベースに描かれているため
少々激しい感情が含まれることがあります。
こういう見方もあるのだなぁというくらいに思っておいてください。
***
第131話 これが初恋!? 八百屋お七とツーショット
評価 ★★★★☆
腐女子向け二次創作にありそうな展開のおもしろ回です。
腐女子はもちろん、一般の方や子供も面白い回だと思います笑
母ちゃんと日本舞踊を見に行くことになったブタゴリラ。
居眠りをして母ちゃんに叱られ、帰っていいよ!と怒られたが
次の演目が「八百屋」に関するものと知り興味を持つ。
八百屋お七を舞う子があまりに美しくひとめぼれしたブタゴリラは
なんとしてでもつながりを持とうとし……って
ブタゴリラあなた、痛いファンじゃないの!笑
しばらくぶりに見たのでオチを忘れてましたが
気持ちよくまとまった漫才みたいで、最後まで楽しいです。オススメ。
第132話 大異変! ママとボクにヒゲが生えた!?
評価 ★★★☆☆
大人にとってはちょっとくだらないかな、でも面白い。
子供向けアニメらしい回。
勉三さんの後輩からヒゲをはやす薬を頼まれて徹夜して作ったキテレツ。
疲れて居眠りしていたら、液がこぼれてヒゲが生えてしまう。
入れ物をママの化粧水のびんにしていたので、ママも誤ってつけてしまい……
硬すぎてひげ剃りでは剃れず、何とか隠してとる方法を模索するが……?
くだらな面白いのだけど、ママがパパになんとしてもひげ面を見せたくない
理由がわからなく(個人的には恥ずかしいだけじゃ弱いなと思ってしまう)、
評価は☆3。
第133話 究極のずる休みグッズ! 仮病マクラ
評価 ★★★☆☆
謎解きもしくはRPG回。
跳び箱のテストが嫌すぎてずる休みしようと、仮病枕を開発するキテレツ。
しかし、コロ助が誤って使用してその存在がバレてしまう。
武士としてずるはいけない、のポリシーのコロ助は、
キテレツが使わないよう仮病枕とお客さん用の枕をすりかえるのだが……?
あちこちたらいまわしでなかなか問題が解決しない上に、
小出しで解決されていくため感動が弱い。
また、みよ子何様?というシーンもあるため、
面白くなくはないけど、個人的にはオススメはしない回ですね。
ただ、跳び箱が嫌すぎて泣いちゃうキテレツはとても可愛いです。
評価 ★★★★☆
今はやりのゆるキャン△みたいなことをするキテレツ一行。
魚釣りにキャンプ飯と視覚的にも楽しいですね。
準備が終わり、全員そろってバーベキューを始めます。
ブタゴリラが積んできた山菜を勝手に串に刺すのですが
それは毒のあるもので……
お前、前にもそんなことやってるだろ!
(参照:第106話 コロ助 真っ青! チョンマゲを切られる!? )
勉三が「毒がある」と気づいて捨てますが、時すでに遅し。
トンガリが食べ(させられ)てしまったあとでした。
毒草のせいで狂って失踪するトンガリ。探しても見つからない。
「トンガリの気持ちになればわかる!」と、
ありったけの毒草を食べて自分も狂おうとするブタゴリラ……
腐女子が好きそうな展開ですが、その後もなかなかすごいのです。
汚い言葉で言うと、
見られる回ですね。笑
子供向けアニメなの?
色々ぶっ飛んでて面白い回です。ギャグ回好きにおすすめ。
第135話 ハダカの思い出! さくら湯ものがたり
評価 ★★★★☆
高評価が続きますね。これはぜひキテレツビギナーに見てほしい、
今後準レギュラーになるタイコ(妙子)の登場回です。
導入はトンガリの夜逃げ風シーンから。
家のお風呂が壊れたため、トンガリとママ~が銭湯に入りにいきます。
「ボクちゃんが溺れたらどうするの!」と
小5にもなって女湯に入れられるの、ちょっと可哀想。
しかもその銭湯はブタゴリラの行きつけ。見られたらマズいとビビるトンガリ。
色々あって、その銭湯の娘タイコが
経営不振を理由に銭湯をたたんで母親の実家である新潟に引っ越すことに。
店が儲かれば引っ越すこともなくなる!と、
クラス全員を銭湯に動員するブタゴリラ。その必死さに心打たれます。
もちろん、そのぐらいの動員でどうにかなるわけもなく……
ブタゴリラとトンガリのBLガチ勢の方にはおすすめできませんが、
ブタゴリラとタイコのやり取りは、甘酸っぱくて切なくて
なんだか二人を応援してしまいたくなるのです。
家で商売をやっている者同士、通ずるところがあるのでしょうか。
社会の流れに抗おうとするブタゴリラ、
それも虚しく結局は離れ離れになってしまうけれど、
なんとか繋がり合おうとする二人の絆が良い。
一番最後のシーンは、ちょっと子供っぽいとかやらせとか言われるかもしれないけど
わたしはすごく好きです。
今後、タイコはまあまあな頻度で登場します。
Twittterでも話題になったブタゴリラ射殺(?)回にも出てますよ。
第136話 遊んでくれないパパたちへ! 道楽つづら
評価 ★★★☆☆
この回は、今の世の中では叩かれそうな内容ですね。
わたしは別にいいと思いますけど、思うところがないわけでもない。
不快というわけではないので評価はこの通り。
ブタゴリラの父ちゃんが碁に夢中になって店をほったらかしにする。
「このままじゃ八百八はおしまいだ!なんとかしてくれキテレツ!」
ということで作られたのが道楽つづら。
これでその人を吸うと、該当の趣味に一切興味がなくなってしまうという機械。
一度はこれで平穏が訪れたかと思ったら、
今度はブタゴリラの父ちゃんが碁を嫌いになったことで、
お得意さんの亀屋食堂を失ってしまいます。
なんやかんや色々あり「パパたちの趣味は仕事にもつながっている」という
理論を押し付けられる回です。
怒られそうな内容でしょう。笑
話全体は面白いっちゃあ面白いんだけど……
人によっては見ない方がいいかもしれませんね。
第137話 ブタゴリラ主催!緑幼稚園大同窓会
評価 ★★★☆☆
面白いし展開もいいし同窓会って胸アツなのですが、
もしコロ助が部下だったらと思うととんでもないことが起き、
大人は見てるとハラハラしてしまう回です笑
トンガリのママ~が同窓会用に往復はがきを買って余ってしまったから
これで幼稚園の同窓会をやろう、ということに。
「ワガハイも出る!」と意気込むコロ助。
でも、コロ助は同窓生でもなんでもないのでダメと言ったら拗ねてしまう。
気を利かせたみよ子がコロ助に、招待状を出すお使いを頼む。
なんということか、そのはがきを歩道橋の上でぶちまけてしまう。
はがきはトラックの荷台に落ちて、走り去ってしまった。
大泣きで帰ってきたコロ助に、どんな涙も止まる「涙腺膏」を試すと
ぴたっと泣き止んで、何で泣いていたかも忘れてしまった。
……というやりとりが数回続き、部下が起こしたミスは上司に共有されず
刻々と時が過ぎてゆくので、胃がキリキリしてしまいますね。
最終的には人のあたたかさで全部丸く収まりますが
過程が本当にしんどい!笑
あと、前回でてきた亀屋食堂が今回も登場!今後もちょくちょく出るはずです。
第138話 子どもなら見たい!! パパとママの通信簿
評価 ★★★☆☆
これはすごく、子供の心理をついた回だと思います。
でも、わたしは大人になってしまったので
「親の通信簿とかどうでもいいだろ」
「親の成績とかなんとなくわかるだろ」
などと思ってしまい、素直に楽しめなくて
ただただ自分のつまらなさを感じてしまいました……
ブタゴリラの母ちゃんの実家から、母ちゃんのアルバムが送られてくる。
その中に通信簿があり見てみようとするとものすごい剣幕で怒られた
……という話をブタゴリラがみんなにしたところ
「ママ~は完璧だからオール5なんだろうなっ」
「じゃあ証明して見ろよ、意外とそうでもないかもよ?」
「ママ~を侮辱するな!」
などと言い合いになって、負けたら(?)裸で町内を歩くという
男と男の真剣勝負が開催される。
トンガリがママ~に通信簿の場所を聞くも、忘れてしまったとしらを切られる。
そこで、キテレツが通信簿を見つける古文書香を作る。
しかしいくらやっても広いおうちのトンガリ家では見つからない。
最後の最後には見つかるのだが……??
トンガリのママ~は、可愛い息子が可哀想な目に遭うのと、自分の不利益だと、
迷いもせずに息子を切って自分の不利益を阻止しようとしていて
この人ホント毒……とも思ってしまいます。。
トンガリ、強く生きてほしい。
第139話 のぞかないで!! トンガリの夢の新婚生活
評価 ★★★☆☆
今度はトンガリの暴走恋愛回です。
婦警さんにひとめぼれしたトンガリ。
その異常行動はブタゴリラに引けを取らないどころか
悪質さが増しているような……笑
解決策として、これまでに何度も登場しているこころみの家を使います。
リアルおままごとができる発明です。
この発明に婦警さんをいれるため、自ら自転車を暴走させ婦警さんを挑発して
キテレツの家まで突っ走るブタゴリラ。男です。カッコいい。
誰よりもトンガリに目を覚ましてほしがっていたのはブタゴリラですからね。
人は恋愛をするとこんなにも変わってしまうのかと驚きますが
案外現実のわたしたちも似たようなものかもしれませんねえ。
そういえばこの回、に限らずなのですが
女は結婚したら鬼になる、みたいな話は結構多いです。
やはり今の時代だと叱られるのかしら。笑
第140話 むかしの常識!? 堂々封切総天然色三本立
評価 ★★★★☆
この回好きです。キテレツの懐古回は大体良回なのです。
導入は木手家の夫婦喧嘩から。「みゆきさ~~ん」と寝言で叫ぶパパに
「ほかの女の名前を呼ぶとはどういうおつもり!?」とぶちギレるママ。
解決のために発明品を考えていたところ、
昔の映画のチケットが出てきたから過去に戻って見に行こうと
ブタゴリラたちに誘われる。
何かきっかけになるかも、ととりあえず行ってみるキテレツ。
ご都合主義と言われたらそれまでなのですが、
キテレツのパパやブタゴリラの父ちゃん母ちゃんと出会えたり
昔ながらの風景が楽しめて、約20分あっという間です。
人の感じとか、町並みとか、あったかくていいんですよね。
ブタゴリラの父ちゃんと母ちゃん、なんかちょっとジブリっぽさがあって
あの二人すごい暑苦しいのに、この回だとさわやか。良い。
***
レビューと言いつつ内容の解説になってしまったり
かといってネタバレをしないとレビューができなかったり
でもネタバレしてしまったら見る楽しみがなくなってしまったりと
結構難しいですね!!
……と、140回まできて身に染みております。
次はいつになるかわかりませんが、近いうちに出せることを祈って。
ちいたむ拝