何度でもあなたに恋したい-わすれん帽-
ちいたむです。西野カナさんみたいなタイトルですね。
どっちかというとビリーバンバンか?
ほんとは説得力ある文章が書きたかったんですが、
全然まとまらなかったのでキテレツの発明に繋げることにしました。
オチもないし何言ってるかわからないですがせっかく書いたので投稿します。
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わたしは小学5年生の頃にベジータに狂いました。
それまではゲームが好きな普通の女子でしたが
ドラゴンボールにハマってから「OTAKUKAKKE~!」となり
這い上がれない沼へとダイブしてしまったわけです。
(普通って言いましたが普通ではなかったかもしれません。世間知らずではあったと思います。)
中学生の頃に父のコレクションの漫画に手を付け、
ついに見つけてしまったのです。AKIRAを。
とにかくデカい。厚い。そしてイカした表紙。
中学生が目を奪われないわけがありません。
とりあえず読んでみたけれど全然理解できない。
でも、ページをめくるごとに怒涛のカッコいいに圧倒されて
目をかっぴらきながら次の巻をむさぼりました。
最後のツーリングシーンで死んだ山形が出てくるのですが
誰だっけこいつ…?となりながらボロボロ泣いたことを覚えています。
こういっちゃなんですが、ベジータと鉄雄ってちょっと似てますよね。
なんだかハゲそうで、主人公よりは弱い。素直じゃないええかっこしい…とか。
きっと当時のわたしは、
「ベジータに似ている鉄雄」が好きだったのだと思います。
でも、本当はベジータみたいなキャラって好きじゃなかったんですよ。
ドラゴンボールも、彼が出てくるまではふつうに悟空が好きだったんです。
それに、わたしの初恋はポケモンのサトシ。
いわゆるストレートな少年漫画の主人公系男子が好きでした。
今現在のオタク活動も、主人公っぽい男の子に肩入れすることが多いです。
幽遊白書だったら飛影じゃなくて幽助だし、
最近だと火ノ丸相撲の火ノ丸くんがハチャメチャにタイプでした。
今ではもう、
ベジータみたいな男に魅了されることは少なくなっているというわけです。
そもそもなぜベジータが好きになってしまったのかは全く覚えてないのですが
鉄雄に関しては、確実にベジータを追ってしまっていたと思います。
申し訳ないけど。
もしAKIRAを読んだ記憶をなくして読み直したとしたら、
もう一度鉄雄を好きになれる自信がないんです…
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そんなわたしの切ない想いにマッチするのが
キテレツ大百科7話「わすれん帽!?」。
メガネをせずにデートへ行き、
別の女性と接近してるところをユキさんに見られてしまう勉三さん。
怒ったユキさんは勉三さんのすべてのアプローチを無視。
(ほんとキテレツの女性キャラは性格が悪い。)
悲しんだ勉三さんは「ユキさんの記憶を消したい」とキテレツに相談します。
そこで作られたのがわすれん帽。
わすれん帽をかぶって嫌なことを考えるとその記憶をなくすことができます。
なんやかんやあって勉三さん、ユキさんともに互いの記憶をなくすのですが、
その状態で、二人は再度恋に落ちるんです。
役者が役者だけど、めちゃめちゃきゅんとするお話なんですよ…
***
もしわすれん帽で記憶をなくしたら、わたしはもう一度鉄雄を愛せるだろうか。
あの美しいおでこ、悲しげな瞳。
どうしようもない服のセンス、満たされることのない心。
こんなにも愛おしいはずなのに、
記憶をなくしたら金田を好きになりそうで怖いんです。
アホでみんなに慕われて、イケメンではないけどカッコいい。
女のケツ追っかけてても、一番大切なのは仲間。
あいつはあいつでめちゃめちゃカッコいいんですよね!!!!!!
もしわたしが金田を好きになったら…
それこそ、鉄雄が一番憎む結果になってしまうじゃないですか…
いやいやいやいや、冷静に何を言っているんだ。
冷静に何を言っているのかわからないのは、わたしが風邪気味だからですか?
頭のおかしい発言はおいといて、
きっと誰しもそういう経験はあると思うんです。
別れた彼氏に似てる男が好きになったとか、
好きな有名人と似てる男と付き合ったとか。
好きなキャラと同じ声優だから好きになったとか、
推しと見た目が似てる子が推しになるとか。
バイアスがかった恋愛って、本物だと思えますか?
そういうことを考えるようになってから、
現実の男性誰一人好きになれなくなっちゃいました。ヤバいですね!
自分の中にある理想像から逆引きして誰かを好きになりたくないんですよ。
「その人だから好きになった」を重視したい。
とはいえ、バイアスも含めて「自分」とも言えるでしょう。
一概にバイアスが悪いものとは言い切れません。
何が正しいかはわからないですが、
人を愛することに関しては、一貫したものを持っていたいと思っております。
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ここまで書いて気づきましたが、私が好きになるキャラは
主人公とかそうでないかはさておき、「守ってあげたい」と思う点で共通してました。
クズい男も弱い男も、性質は違えど守ってあげたくなるじゃないですか。
あーそうか!すっきりした!と自己完結したところで
文字通りのひどい散文を終えたいと思います。
「何度でもあなたに恋したい」は散文じゃなくて、創作に落とし込みたいですね。
次は一貫した文章が書きたい!!!ほんと文章書くのって難しい。
それでは。
ちいたむ拝