航時機

昔のことを思い出しつつ気の向くままに書いてます。

 

私は手に対する異常なこだわりがある。

 

女子がよくいう男性の手フェチのようなものではない。

もちろん、男性のゴツゴツとした男性らしい手に魅力があるのはわかるけれど

私はむしろ、女性の手に興味がある。

 

男性が女性を表現するとき、「やわらかい」という単語を使うことが多いように思う。

 

女性である私にとってそれはなかなか理解しがたいものだ。

わたし自身が、きっと男性よりはやわらかいだろうから。

自分という比較対象があって初めてそのやわらかさの魅力に気づけるというものでしょう。

 

とはいえ、20年も生きていれば、

そのやわらかさに胸を打たれる経験などというのも存在するのである…

 

年頃の女子というのは、何かとスキンシップを測りたがるものだ。

わたしはコミュ障であったり、プライドの高さやら妙な潔癖からか

あまり他人の体に触れるのは好きではないのだが、

高校2年の頃、友人の手に触れた時、初めて感動を覚えた。

 

女の子の手だ…

 

いくらスキンシップが苦手とはいえ、

それまで女子の友達の手に触れたことがなかったわけではない。

ふざけて手を繋いだりしたことなどもあっただろう。

 

でもその時触れた友人の手は、確かに「女の子の手」だったのだ。

白くやわらかく、すべすべとしていながら、もっちりとしたふくらみがある。

男性諸氏が想像する手の真骨頂ではないか…

 

 

 

 

人の描く理想というものは、案外存在しているものだなという

驚きの出来事でありました。

 

 

あの時触れた「女の子の手」が忘れられないのです。

私もこの手をあの手にできないだろうかと。

 

そんな思いから、執着心を見せている次第であります。

 

手を見ると年齢が分かる、というような逸話もありますので、

これからの季節はより力を入れて手をケアしていきたいという、

思いの裏をちょろっと書いてみたいなぁと思っただけのブログでした。